栞

アインシュタインと原爆の栞のネタバレレビュー・内容・結末

アインシュタインと原爆(2024年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

『オッペンハイマー』においてのアインシュタインの登場シーンは少ないけれど、原爆を語るうえでなくてはならない存在である以上、見ておきたいと思い。

マンハッタン計画にアインシュタインは直接関わっていないこと、けれど原爆の開発推進のための書面にサインしてしまったこと、のちに原爆が戦争のために使用された(=自分が戦争に加担したことになる)ことについて後悔し続けること。オッペンハイマーの苦悩の裏側で、もうひとり苦しめられた人がいた事実を知れたのはよかった。本作には原爆投下後そ広島と長崎の実際の様子や被爆した痛々しい人たちの様子が映っていて、『オッペンハイマー』のサイドストーリーというか副教材として見るにはおすすめ。再現ドラマと実際の映像が時系列で交互に入る構成だから、歴史素人にもわかりやすい。逆に、すでに知識がある人は見る必要ないかも。
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