「ミソ汁で顔を洗って出直してこい」
ロブ・ゾンビがハロウィン2を撮ったよというお話。
前作はパクチーなしのトムヤムクンみたいな味だと言ったけども、こいつはパクチーぶっかけトムヤムクンに仕上がっておりますな。
しっかりとロブ・ゾンビが撮ったんですとわかる癖。
シェリ・ムーン・ゾンビが母親役で出ていたけども、「ハロウィン」で自殺しちゃったので出演なしかとおもいきや、奇跡的に幻覚チックな登場をみせる。
僕の親父でもなく、そして、おふくろでもなく、そう、シェ リーでした。
と、郷ひろみの結婚報道をおもいだすくらいに、大好きな奥さんをゼッタイ出演させるマンになっちまってるだ。
この半ば強引な出演が、いい癖なのか、悪い癖なのかと言うはなしなんですが。
アチャチャ。
だめなんだな、これ。
そうおもうと、おわってみればパクチーなしのほうが非常にスッキリした味わいだったというネ。
そもそも、わたしパクチーが大の嫌いでして。
そんなんね、ミントをもしゃもしゃ食べるやつなんていないじゃないですか。
とはいえね、パクチーがのっていることは否定しないんですヨ。
だって、それが故郷の味じゃない。本場の味じゃない。
でもね、本来パクチーをのせない料理に、パクチーを添えて納得させるのってセンスが問われるとおもうのですヨ。
それが、ロブ・ゾンビにあてはめると、すんごく空振りしちゃってるんじゃないかとネ。
「ハロウィン」ではパクチーが足りないっていっておきながら、我ながら無茶苦茶な批評してますな。
それでもロブ・ゾンビを追っかけるのは、「マーダー・ライド・ショー2 デビルズ・リジェクト」という化け物をうみだしちゃったからで。
ミソ汁で顔を洗って出直してこい。