男はくらいよ監督さそり

遠すぎた橋の男はくらいよ監督さそりのレビュー・感想・評価

遠すぎた橋(1977年製作の映画)
4.0
リアルタイムで中3で観た時の感想は★★★★★
生まれて初めて劇場で観た戦争映画だったからだ。
兎に角アナログで戦車、戦闘機、物凄い数の兵隊、本物の爆発、世界14大スター(マジで)に圧倒された実話が元の負け戦の反戦映画。
決して娯楽映画ではない。ラストシーンがベルイマンの名作のようだった。
それにしてもロバートレッドフォード、ジェームズカーン、ジーンハックマン、ショーンコネリー、アンソニーホプキンス、ハーディクリューガー、エリオットグールド、ローレンスオリビエ、リブウルマン、マクシミリアンシェル、ダークボガード、マイケルケイン、エドワードフォックス、ライアンオニール、という顔合わせは二度と実現しないだろう。
勿論、欠点もある。沢山橋が出てきて、何処がどの橋だかサッパリ判らない。
故にどの橋が遠かったのか未だに解らないのだ!これは戦争映画としては決定的なミス。
リチャードアッテンボローは大脱走の演技が印象的だが、監督になると素晴らしき戦争等、アート志向が強くなる。
スペクタクルよりも演技派俳優の演技が印象的。
特に部下を多数失う悲惨な目に遭うジーンハックマンとショーンコネリーが印象的。
音楽が戦争映画らしい勇壮さ。