元BBCプロデューサーのサム・マカリスターの自伝に基づくドラマ。
映画を見てから、YouTubeにある現実のインタビューを見てみたら、アンドリュー王子自身は「上手くいった!」と思ったそうだけど、嘘をついているのが如実にわかるものになっていた。嘘をついている時は、顔が傾き、八の字眉毛に頻繁な瞬き、良心に背いて強調するときは顔に赤みがさしたり。映像は怖い。
サム・マカリスターを演じたのがビリー・パイパーで、少し敷居が低くなった感がある(現実のサムは法廷弁護士の資格もあるプロデューサーで若干年上)。インタビューを担当したエミリー・メイトリスはジリアン・アンダーソンが演じてるけど、こちらは実物のほうが若い。外見は似せてるけど、ここでちょっとした逆転現象が。
一番スゴイのは、アンドリュー王子を演じたルーファス・シーウェルの化けっぷり。ご本人とは全然違うのに、本物に見えてしまう。
一応実話に基づく創作と銘打ってあるけど、王室の人間に対して大衆が観るこういう作品を作れてしまうところ、要職に女性がいるところがBBCの真骨頂か(政権や王室から独立している)。