遊

トアの遊のレビュー・感想・評価

トア(1949年製作の映画)
4.7
「恋人と大喧嘩の末に別れた劇作家が、その経験をもとに自分が主演をつとめる新作の戯曲を執筆した。上演初日、幕が上がると客席に別れた恋人が居て、舞台に立つ劇作家本人に『私たちのプライベートを切り売りするのね』とフルスロットルの喧嘩を再開する。劇作家は客席で叫び続ける彼女と口論を続けるしかなく、観客はどこまで劇作なのかよくわからずに爆笑し続ける」

こんなプロットのコメディ、面白くないわけがない そしてギトリだからこそできる
もっと拡大公開されてほしい
この映画を観ている映画館の客席の爆笑と、映画内の「舞台を観に来た観客」の爆笑が溶け合って境目が無くなり、ほんとうの虚実皮膜がそこにあった(使い方違うかも)

ゾフィーの上田が尖った単独ライブしてた頃、客席のプロジェクターが過度の加熱で燃え始める事故が起きたときに観客が「尖った演出だ...」と受け取って全然火を消さなかった話思い出した
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