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荒野の用心棒 4K復元版のmtのネタバレレビュー・内容・結末

荒野の用心棒 4K復元版(1964年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

昔レンタルDVDで見て、娯楽作としてやたら面白くて、その続編(ドル箱三部作、今はドル三部作?)も一気見した思い出がありますが、今回はその三作が4Kで一挙ロードショーということで大喜びで劇場へ。
画面全体から漂う乾いた空気にモリコーネの音楽、渋いイーストウッドの眼力で、鑑賞中ずっと「これこれー!」と浮き浮きした気分で鑑賞していました。
しかし、セルジオ・レオーネ監督のクローズアップ演出は劇場で見ると、まるで別物のような大迫力ですね。おじさんの汗臭そうな顔面をこれほどじっくり見る機会って、そうそう無いような気がします笑
ストーリーはうろ覚えだったのですが、最後は酒場のおじさんがヒロインポジになってたんですね笑
ちゃんとツッコミどころもあって、あれだけ満身創痍なのに人を気絶させるほどの巨大な樽をどうやって運んだのとか。その後もうまく逃げ出したあとに敵がタイミングよく突入してきたりと。その辺はまあ娯楽作なんで、「こまけぇことはいんだよ!」と突っぱねられるくらいの魅力のつまった作品だったと思います。
黒澤明の『用心棒』の方も見たことあるのですが、そりゃまああれだけ怒られるよなってくらいの丸パクリだし、こっちもめっちゃ面白いので、とにかくうまい脚本なんだなとは思います。
mt

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