もた福まんじゅう

荒野の用心棒 4K復元版のもた福まんじゅうのレビュー・感想・評価

荒野の用心棒 4K復元版(1964年製作の映画)
5.0
最高に大好きな映画。音楽、映像、俳優全てがカッコ良すぎる。かっこいいというのはこういう事なんだと大声で叫びたくなるくらい痺れる。この映画と「夕陽のガンマン」、「続・夕陽のガンマン」、ドル三部作と言われるマカロニウエスタンの頂点に君臨する映画の宝が、映画館の大スクリーンで、しかも4K復元版で観られるという情報を知ったら観に行かない訳にはいかない。映画音楽の巨匠、マエストロ、エンニオ・モリコーネの哀悼の意を込めたこの劇場上映。昔の映画は音楽が主役になれた。もっと自由だったと、ラジオ番組の何かの特集で音楽評論家の片山杜秀さんが語っていた。ゴジラひとつとってもそれはよく分かる話し。ゴジラはゴジラだけではなくあの音楽があって成り立っているという事。ただの添え物ではない。
元々この映画を知ったのは大好きなアメリカのバンドがライブの登場の時に流して、あまりにカッコよくてすぐにCD買って、映画を観ることになった。そのバンドはもう解散したが、メンバーがエルパソ出身で、メキシコとアメリカの国境が舞台で撮影もその辺りだったのかもしれない。
ちなみに確かメタリカは続・夕陽のガンマンのテーマ曲をSEに使っていたと思う。大昔、サマソニにメタリカが出たのだけど(今は日本来てくれないですね)その時流していたんだよな、しかも映画の映像も流していたような。彼らもメキシコ系アメリカ人でしたね。今度は「夕陽のガンマン」、「続・夕陽のガンマン」を観にいかなくちゃ!続・夕陽のガンマンに関しては3時間だけど、あっという間だし、この前オッペンハイマーで長い映画は慣れたし。