ソニア

続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 4K復元版のソニアのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

夕陽のガンマンに続けて鑑賞。
「続・夕陽のガンマン」というタイトルから、「夕陽のガンマン」の続編かと思っていたが、大きな勘違い。両者が共有しているのは俳優と世界観のみで、クリント・イーストウッド、リー・ヴァン・ クリーフは全く別のキャラクターを演じている。

最初は上映時間を見てビビっていたが、この心配は杞憂だったようで、あっという間に観終わってしまった。

一応主演はクリント・イーストウッドだけど、「夕陽のガンマン」もこちらも開幕早々でてくるのはリー・ヴァン・クリーフなんだな。誰かが言ってたけどマジで鷹みたいな顔がカッコ良すぎる。

今作で1番いい味を出しているのはイーライ・ウォーラックで、開始早々"卑劣男"のテロップで笑ってしまう。イライラするシーンも多いが、憎めない部分もあり、1番人間味を感じるキャラクターである。自分は登場からずっとウエストランド井口にしか見えず、笑いを堪えるのに必死だった。ピストルは上手いんかい!ってのも含めてとてもよかった。
途中挟まれる戦争描写もいいスパイスとなっている。橋の爆破は本物のダイナマイトで撮っているらしく、2人のすぐ近くに岩とかが降り注いでヒヤヒヤする。

ラストの三つ巴の静止状態から、レザボアドッグスのあのシーンが生まれたのか〜とかしみじみ。いろいろな監督が影響を受けるのも頷ける名作。

クリント・イーストウッドが最後の最後でポンチョ着るのアツすぎた。
手抜き邦題なのが本当に悔やまれる。
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