祝日のJellyfishのレビュー・感想・評価

富山の海辺の街を舞台に、宗教二世女子中学生のある2日間を描く。人も「溶ける」と言うのか。とは言え「宗教二世」はメインテーマでは無い。

自称天使役 岩井堂聖子 のフワッとした雰囲気が良い。芹澤興人、西村まさ彦 の二人のベテランが効いている。ラストのレジ袋とか、色々考察したくなる意味ありげなシーンも楽しい。

生きづらさを描く映画は昨今量産されているが、その中でも軽妙で後味の良い良作と思う。