はる

94歳のゲイのはるのレビュー・感想・評価

94歳のゲイ(2024年製作の映画)
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ドキュメンタリーに星を付けるのは、誰かの人生を評価している感じがして抵抗があるので、スコアはなしで。

軽い、と言うと聞こえが悪いのだけど、このテーマで重たさや教訓臭さを感じることなく観れる作品って珍しいはず。
例えるなら、同じチョコレート(テーマ)でもずっしりしたヌガー入り(表現方法)と、サクッとしたパフ入りがあるけど、この作品は後者。

それはひとえに長谷さんの人柄と、制作陣の皆さんの気概だと思う。
長谷さんの人生を単に悲劇としては描かないぞ、という意志を感じました。

かつて同性愛者に公然と投げつけられていた耳を塞ぎたくなるような言葉も出てくるし、「あの人があんなことに...」と息を呑む事件もある。
だけど、最後には「ゲイ」うんぬんではなくただただ長谷さんの人生を追いたくなる。

自分は異性愛者で、今まで身近で同性愛者に出会ったことがないという人にぜひ観てほしいです。
理不尽な歴史はなかったことにしない。だけど今、同性愛は良い意味で別に特別なことではないと思えるはず。

長くなったので、残りの感想を箇条書きで!上2つは、観た人絶対同じこと思ってると思う笑
・牛乳の保管方法いつか食あたり起こしそうで怖い
・あの量の黒飴は何日で無くなるのか気になる
・多分長谷さんと好みの男性のタイプが同じなので恋バナをしたい
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