はまち

94歳のゲイのはまちのレビュー・感想・評価

94歳のゲイ(2024年製作の映画)
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この作品が悪いとかではなくて、もちろんこれを観て思うことはあったし、良かったとも思った。手紙とか詩とか。遺書のところ特に。
けど良くも悪くもテレビのドキュメンタリーから脱することができてない。
言ってしまえば、視聴者に「こんな人もいるよ」「こういうことがあったんだよ」って一方的に気づかせて、緩急とストーリー性によって感動させる。知らなかったこと、上っ面は知っていたけど実情までは把握するに至らなかったことを知れて、まるで全てを知ったかのように満足するみたいに。
この作品に関しては、なぜ連日ほぼ満席みたいな状態なのかを考える必要があると思う。それが映し出された映像の先にあるものだと思うから。
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