のりまき

イカとクジラののりまきのレビュー・感想・評価

イカとクジラ(2005年製作の映画)
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ジェフ・ダニエルズが嫌味なインテリ(落ち目ただいまの職業高校教師)、ローラ・リニーが我の強い母(新進気鋭の作家)になり離婚劇を繰り広げる。振り回される、父寄りの兄ウォルト16歳、母寄りの弟フランク12歳。切ない青春もの。
とか言うと「悲しい青春大好き!」と思うかもしれないけど、悲しくない。切なくて、生々しい。正直生々しすぎて誰に感情移入していいか分からない。特に潔癖な10代女子にはオススメしない。思春期の男の子の気持ち悪さが爆発してるので男嫌いになりかねない。
ローラ・リニーの悪役かと思うくらいの自己中心ぶりがすごい。なんで弟くんはめちゃくちゃママを支持するの?と思っちゃうくらい。でも実力があるのに高圧的な男の下で我慢する必要がないのも事実。ローラ・リニーすごい。
ノア・バームバックの実体験が元になっていてWAに持ち込んだら「これは自分で撮りなよ」と言われたらしい。
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