こんな両親の間で板挟みになる子どもは辛い。ただ監督のノア・バームバックの少年時代がまさにこれに近かったとか。夫婦生活破綻した家族、16歳の兄と12歳の弟が思春期を複雑な環境で自らの意思表示を覚えていく。傑作『マリッジストーリー』にも通ずるテーマ性は観て損なし。
16歳の兄をジェシー・アイゼンバーグ、12歳の弟をオーウェン・クラインが演じる。
多感で両親の影響を受けやすい時期の彼らが父派や母派に分かれたり、反発したり、思春期ならではの思い悩みがあったり…自ら意思表示をするという成長に繋がるのが素晴らしい。
〈キャスト〉
バーナード・バークマン(ジェフ・ダニエルズ)
ジョーン・バークマン(ローラ・リニー)
ウォルト・バークマン(ジェシー・アイゼンバーグ)
フランク・バークマン(オーウェン・クライン)
アイヴァン(ウィリアム・ボールドウィン)
リリー(アンナ・パキン)
ソフィー・グリーンバーグ(ヘイリー・ファイファー)
スクール・セラピスト(ケン・レオン)
※2024年旧作鑑賞30本目
※2024年自宅鑑賞36本目
