山田監督が舞台挨拶で「戦争にはずっと反対です。戦争が起きると知的障害を抱える弱者に皺寄せが来る」という意図のことを仰っていて、安達祐実がプーチンの悪夢を見て飛び起きるシーンにもちゃんと意味があるのだなと思った。
知的障害者の方向けに試写会を行ったところ、寺島しのぶさんのような大女優さんが僕達の気持ちを代弁してくれた、ととても喜んでくれたらしい。
寺島しのぶさんの演技がすごくナチュラルで、演技をしてないみたいだった。
簡単に離婚する健常者の夫婦が非常に多い中、主人公夫婦は知的障害を抱えながらも心から愛し合っていて、このような明るく愛に溢れた家庭は理想だなと思った。