最近、日本でも流行りのバラエティ番組の生放送中に恐ろしい放送事故が起こるタイプのフェイク・ドキュメンタリー。その回のマスターテープが最近見つかったという導入から始まり、コマーシャルが流れている間の舞台裏でのやりとりも見せるという構成。本作の見せ場は似たような作品群と比べるとけっこう派手。死者の魂と交信できる男性が真っ黒なゲロを吐き、レギュラー陣の男性の腹から大量のワームが出てくるといった見せ場が楽しい。さらに番組司会者を主人公としたストーリーがあり、カルト教団も登場。終盤は死者が続出する要素てんこ盛りな作品だった。はやくも今年の未公開ホラーのイチオシになりそう。
