Late Night with the Devil 2023年作品
7.5/10
キャメロン・ケアンズ監督脚本
コリン・ケアンズ監督脚本
デヴィッド・ダストマルチャン ローラ・ゴードン
イアン・ブリス フェイザル・バジ イングリッド・トレッリ
Night Owlなる70年代のトーク番組のお蔵入りになってしまった
ハロウィン回のフッテージを発掘しましたという、ブレアウィッチ
的なモキュメンタリー。
トーク番組のホストを演じるのはダストマルチャン。売れるために
サタンのカルトに入信したこともある男で、最初は順調だったが、
妻が肺癌で亡くなり、休んでいたが、ハロウィン回は大事な
復帰の回であった。
ゲストに呼んできたのはサイキック、心霊の懐疑論者、
警察の介入で壊滅したサタニストのカルトからの生存者の女の子と
その主治医。番組が進むにつれてどんどん不穏になっていく。
70年代、発掘された放送禁止のテープというのがホラービデオブーム
直撃世代としてはツボ。ソフトフォーカスの画面が雰囲気たっぷり。
そしてダストマルチャン。本作ではブロデュースもしているのだけれど、
ジャンル映画での親和性が高すぎる。｢ブギーマン｣でも素晴らしかったが
ダストマルチャンが絵になる。
そしてホラー描写。これもかつてのホラービデオっぽくラテックスの
SFXみたいな感じでほどよい雑さが素晴らしい。
ラストに向けての無茶苦茶な描写、この適当さ(ほめてます)が最高。
