アフリカのジブチに駐留する外国人部隊。しなやかでバネのような弾力を誇る肉体が砂漠地帯で舞い踊る。均一に屈強な身体を持つ男たちは肉体的には調和するが個々の内側には別々の心を宿す。訓練と洗濯とアイロンと外出の繰返しの日々の中、積み上がり形を成していく感情がもたらす決裂。
そしてラストのダンスで全部もっていかれる気持ちよさ!あのダンスシーンは元々は彼がマルセイユに帰る前にジブチの最後の晩(?)に踊るという設定で撮ったのだそう。ドニ・ラヴァンが自らの身体を使いこなして彼にしか表現できない方法で表現を爆発させる姿にはやはり強く惹きつけられるものがある。
2日連続でドゥニに会えてハッピーだった。