上映後のQ&Aで、所詮は無意味でしかない訓練中とかの所作の美それ自体を美しいとは思いたくないけれど最後のドニラヴァンのダンスでやっと美しき仕事とはなんなのかその意味を分かったような気がしたみたいなことを話してる人がいて、なんとなくドニ監督との言語の壁みたいなので阻まれてる感はあったけど関心もって聞いてた。で俺はというとめちゃくちゃ寝てしまったので特に言えることがない。ひとつひとつのショットがかなり長くてそこに何かを見出しきれなかったのが悔しい。一貫して沈黙する静けさのもと、強さの裏で弱さが脈打っていて、横になったラヴァンの腕の血管がどくんどくんと蠢く画がそのままあの圧巻の舞に重ねられて思い出される。ドニ監督は(いくつかのうち)男の肉体の弱さを描きたかったと話していたはずだけれどそういう映画って描かれるべきなのにそんなにないかもしれない、と思った。いつか家でゆっくり見返せることを願う(最近こればっか)。The Rhythm of the Night に乗せた最後のダンスがあまりにも良すぎて星5個くらいつけてやりたくなるけどとどまった