Kenzo

フォロウィング 25周年/HDレストア版のKenzoのレビュー・感想・評価

3.5
オスカーWinnerとなったクリストファー・ノーランのデビュー長編。今回、4Kでリストアされたバージョンが『オッペンハイマー』日本公開に併せてお披露目。2作目となる『メメント』以降は公開時で観てるが、本作は全くの初見。
全編モノクロで、70分あまりの上映時間で主要キャストも4人位というコンパクトさ。
それでも、時間軸のシャッフルというノーラン的な演出は本作でも採られていて、正に原点たる作品。4本の時間軸は交差しながら、やがて主人公にとって悲劇的なクライマックスを迎えるのだが、主人公が作家志望という触れ込みだけあって、物語そのものがリアルなのか虚構なのかあやふやなまま終わるのも、ものすごくノーランっぽい。
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