きょ

フォロウィング 25周年/HDレストア版のきょのレビュー・感想・評価

5.0
騙されやすい変態へ

ストーキングを題材にした作品、という前情報で鑑賞した為、主人公の内情を追求した作品を予想していたが、全く異なった作風。
しかし、期待とは違う方向性(主にプロット)で楽しませてくれた作品だった。

時系列を上下させながら、ある人物、または複数の登場人物の人生の一端を切り取る。
思えばノーラン監督の作品はこの要素がある種の作家性として共通している。
作品を全て鑑賞した今、彼への解像度が高まるのを感じる。

これは警告だ。
変態性を期待した自分を苦笑いさせる結末だった。
きょ

きょ