クリストファー・ノーランのデビュー作
作家を目指す男はアイデア探しのために見知らぬ人間を尾行する。ある日、尾行した男に気づかれた男はそのまま事件に巻き込まれていく。
アトランダムな時系列、精密な設計図のような編集。
デビューから全くぶれない語り口です。
むしろ、監督、脚本、撮影、編集、照明と1人5役のぶん、より世界が強固になっている感じです。
日曜大工のように、毎週土曜日のみ撮影で、1年かけた作品なので、推敲する時間が沢山取れているのでしょう。
ストーリーがシンプル、登場人物が少ないので、他の作品よりも分かりやすい。
時系列な部分も、特徴的な持ち物、部屋のポスター、長髪から短髪など、視覚的に目立つキーが多いので、その点も頭の整理がしやすいのかなと思います。
何れにせよ、全貌を知った上で、もう一度観たくなる作品である事は確か。
しかも短尺なので…
ノーランの罠にはまってますね😅