如月カルラ

フォロウィング 25周年/HDレストア版の如月カルラのレビュー・感想・評価

4.5
二重底かと思ったら三重底だったし、ノーラン監督は最初からノーラン監督だったんだな……と痛感した作品。

作家志望の主人公は街で見かけた人間を尾行するのが日課。
ある日尾行していた男にバレるが、その男は空き巣で、行動を共にする主人公は知らないうちにとある目論みに巻き込まれていく。

主人公の視点と空き巣の男の視点で話が進んでいくが、視点によって日付が前後したりするので少し混乱する。
でも同監督作メメントの前身のようで、必死に頭を回しながら観ていた。
最初に出てきた口に手袋を詰め込まれていた男、顔に傷のある男、それらが全て一本に繋がってほほー!ってなった、気持ちのいい伏線回収だった。
ストーリーの大筋はわかるんだけど、細かい時系列整理ができていない部分もあるので、もう一度観たい作品。
配信サービスでぜひ配信してほしい。
如月カルラ

如月カルラ