EDDIE

フォロウィング 25周年/HDレストア版のEDDIEのレビュー・感想・評価

3.6
警察に取り調べを受ける尾行趣味の男が主人公。彼はなぜ捕まったのか、一体何が起きたのか。事前、事後をシャッフルさせながら種明かしをしていく模様を楽しめ。緊迫感ある音楽がクセになるが、ノーランお得意の時系列いじりが仇になった所も。

本作は初鑑賞。
25周年記念のHDレストア版を劇場鑑賞。

面白かったんですが、正直絶賛するほどは面白くなかったんですよね。
なんとなく作ってる(撮ってる)本人は楽しいんだろうってのは伝わってくるんですが、こっちは置いてかれてる感覚。
最初、結末から見せてそこから逆算的に見せていくノーランお得意の時系列マジック。だけど、もう少し整理してくれた方がのめり込めた気もします。

近年のノーラン作品は割と長尺ですが、本作はなんと70分。それでも所々飽きが来てしまったのは時系列いじり過ぎて中身への興味が薄れていったこと、冒頭で彼が取り調べを受けているところから結末までのプロセスで魅せる映画なはずがこねくりまわし過ぎて結果的に体感長く感じてしまうという悪循環。

あくまで個人の感じ方なのですが、やっぱ個人的にクリストファー・ノーラン監督作品はジョナサン・ノーランが脚本に絡んでる作品が好みですね。

〈キャスト〉
ビル(ジェレミー・セオボルド)
コッブ(アレックス・ハウ)
金髪の女性(ルーシー・ラッセル)
警官(ジョン・ノーラン)
毛のない男(ディック・ブラッドセル)

※2024年旧作鑑賞29本目
※2024年劇場鑑賞54本目
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