てっちゃん

フォロウィング 25周年/HDレストア版のてっちゃんのレビュー・感想・評価

3.9
映画館どっぷりデーの3本目です。

オッペンハイマー上映記念?本作25周年!ということで、ずっと観たかったノーラン監督さんの長編デビュー作が劇場で観られるなんて!と喜びを抑えて鑑賞します。

劇場は7割8割入っている感じです。
二十代前半〜四十代後半くらいの客層が中心の印象です。

本作はノーランさんが無名時代に制作されたので、かなりの低予算作品であり、モノクロ作品です。
それでもノーラン印が散見されるところは、さすがは処女作といった感じです。

ノーラン印?
時系列シャッフルです。
本作でもそれは炸裂されており、全くの予備知識ゼロでいったので始めはどういうことだ?と思いながら観ていましたが、これはもしや?と思いながら観ていると、どうやらそういうことだったようです。

しかしながら、これはいつの時なのだ?とか考えらながら観ていると疲れるので、平常心モードで観ておりました。

なので、最後の最後でどーん!と真相を見せられても、ほー!とはなりましたが、それではあのときのあれが?とか、これがこうなっていたのか?とかはあまり探れませんでした。
如何せん、平常心=アホなのでね。

思うのは、今回は本作は”あの”ノーランさんだと思って観たんですよね。
では公開当時に観ていたら、なんと思ったのでしょうか。

こいつはやばい!と思ったのか、どんでん返し作品の名手現る!と思ったのか、おかしなこと考える監督だなと思ったのか、フィルムノワールの新手きた!と思ったのか、、どちらにせよ私は好きになっていたというのは確信しました。

ここから確実にステップアップしていき、新作が出るとなると様々な話題が起こり映画館を愛するノーランさん。
なるほど、こういった気持ちでの映画鑑賞はなかなか体験したことないなと思った作品でした。

ちなみに本作パンフですが、ノーランさんが喋りに喋り倒しており、かなりの読み応えであると同時に、既に内容を忘れてしまったので(作品概要やらキャストやら製作陣やらの紹介はなくノーランさんのインタビューというか語りのみというこうせいです)、これを機会に再読します。
てっちゃん

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