カポーティの原作はすごく好きなのだけど、実は映画は観てなかった。
と思ってたんだけど、いや何かで見てたかも…。とまた思い出す。
正直、映画は全体的にイマイチな内容。オードリー自身の可愛さと衣装と、ムーンリバーとティファニーの加点要素によって、なんとなく名作という印象を作ってはいる。アカデミー賞も歌曲賞と作曲賞のみなので、やはりムーンリバーの印象は強し。
カポーティもこの映画を気に入ってなかったようだけど、全然原作のキャラとオードリーは雰囲気違うんだよね。(とはいえ、マリリン・モンローも違うような)
それでも、シャンパン開けてからグッと惹きつけられ、ティファニーでの会話シーンと10セントショップのシーンは最高に素敵だった。そして、猫!この猫ちゃんの演技が素晴らしいんだよね! 全体はイマイチだけど、加点要素はやはり多い。
あとユニオシ問題。これも原作にはない極端な日本人描写で、後に人種差別と言われて、気になる点(減点)でもある。
そういえば『トルーマン・カポーティ 真実のテープ』を観てなかったや。これらの件も言及あるのかな。観なければ。