yuzu

ピクニック at ハンギング・ロック 4Kレストア版のyuzuのレビュー・感想・評価

-
オールタイムベストの1本で、死ぬまでに劇場で観たかった作品。ついに観れたから、もういつでも死ねる。

※思い入れのある作品だから長文だ!

この映画の存在を知ったのは中学時代。「千と千尋」を特集した本読んでたら、神隠し関連の作品で紹介されててすげえ印象に残ったのよな。その後大学時代に図書館で映画の本パラパラめくって偶然開いたページのあらすじが目に入って、未見の作品のはずなのに妙に既視感あって、その後実際に映画観て、一時期この映画のことしか考えられんくらいハマったのだ。

最初観た時はとにかくミランダの神々しさに心奪われたけど、今回観たらセーラがもう愛おしすぎる。三つ編みの破壊力よ…!あとポワティエ先生も好き。

ちなみに今回の上映はディレクターズカット版。劇場公開版より数分短くて、そっちだとアーマが失踪の真実を告白する場面があった(とはいえその内容は明かされない)んだけど、DC版ではバッサリカットされてる。"失踪の理由"はたしかに存在していて、しかもそれが"言葉で説明できるもの"だと決めつけるのをピーター・ウィアーは避けたかったんじゃないかと思う。
※ただ、シーンの削除について、ミランダ役のアン・ランバートは後に苦言を呈している

あとこの作品、ブルーレイの特典に収録されてるメイキングで未公開カットが見れて、死んだはずのセーラがアップルヤード校長を手招き→その後校長の遺体搬出というホラーなカットや、ミランダがボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」イメージのあの裸体で現れるという非常にエッチな…ではなく耽美なカットも見れておすすめだぜ!(※とはいえそこまでは見えないので期待はほどほどに)
あとたしか、ミランダ役が別の人の予定だった(冒頭、ミランダに声かける女生徒役の人だったかな?)話とかもあった気する。
yuzu

yuzu