きゅうりのきゅーたろう

家出レスラーのきゅうりのきゅーたろうのレビュー・感想・評価

家出レスラー(2024年製作の映画)
3.8
山口県の田舎でとある事件をきっかけに引きこもりの生活を送るマユ。そんなマユはある日たまたま目にしたプロレスに心奪われ、スターダム1期生募集オーディションを受けるため家出同然で上京する。厳しいトレーニングに心を折られそうになりながらも念願のプロレスラーデビューを果たすが…というお話。


『スターダムのアイコン』岩谷麻優選手の自伝をもとに映画化した本作。
正直、岩谷選手は数試合見たことあるけどスターダム自体は追っかけてないのであまり分からない状況でほとんど期待せず見ましたが、ところがどっこい頭空っぽで泣けて笑える特上のエンターテイメント作品で舐めてました。すみません。
岩谷マユの入場シーンは泣いちゃったわ
ほんまプロレスって良いなあと改めて思えた

努力もそうやけど、好きがそれを上回ることもあると体現する岩谷選手の来歴は「無理」をはねのける強さに溢れていて、これこそ僕がプロレスを好きな理由と重なってきてすごい元気をもらえました。
いや、盛りすぎやろ的なシーンも現在進行形で岩谷選手が存在してることが反証になるから説得力もある。
さらに今から考えるとイオ、カイリとか豪華すぎるあの時の状況には痺れたし、なんといってもカイリのジャンピングエルボードロップを見られるのはそれだけでお金払う価値もある。

主役の人も結構プロレスやってて演技も上手やし素直にすごかった。
マリーゴールドの旗揚げで色々騒がれてるのでロッシーさんのシーンはフフってなった。