ズバリ“不穏”に尽きます
序盤は、人間関係がわからぬまま怪しげな空気に包まれ、更に背景がわかってきてからも、モヤモヤは晴れることがありません
思った通り、ハッピーな幕切れには“ほど遠い”ドラマとなり…
70年代らしいハードサスペンス
歯医者の拷問シーンが有名だが、そこ自体は思ったほどではなく、それ以外の暴力描写の方がエグかった
主人公が典型的な巻き込まれ型であり、更に自分から謎を解いていくわけでも…
よくできたサスペンス映画だけれど、歯痛拷問が苦手すぎた。
悪役のサイコさとオチは良かったが、肝心の設定に必然性がない(敵がネオナチ、主人公がランナーであることすら)ので、ある意味カルトムービーだった…
冒頭、一般人っぽいダスティン・ホフマンが走っているところでなんとなく感じて、話が進んでもいまいち敵の正体が見えてこない雰囲気でさらに確信めいてきたんだけど、これ『ゴールデンスランバー』の着想元だった…
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エレガントさが売りのはずのローレンス・オリヴィエがバリカンで頭を剃ってまで演じるナチス残党兼歯科医のジジイの存在感が凄い。ダスティン・ホフマンはいつもの頼りない感じ、院生にしては老け過ぎ。例のドリル…
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