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幕末太陽傳のilのレビュー・感想・評価

幕末太陽傳(1957年製作の映画)
3.1

落語の居残り左平次の風呂敷を少し膨らませた話。

江戸時代物語の縮図かのような、登場人物それぞれのストーリーをひとつに収束し、伏線回収して生きると言い捨て逃げる様で終わる。

話の綺麗さ。江戸っ子節。遊郭。

別作品では主人公であろう感のある高杉晋作が、コラボ登場みたいな絡み方してて面白い。高杉晋作が裕次郎なのピンとこないけど。

芝居臭さがリアルに当時そうだったのか、それとも演技スキル故か、一周回って現代の脱リアル、夢追い偶像社会の今に妙にリンクする。
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