同じレッドフォード主演の『明日に向って撃て!』がナヨナヨしてて嫌いな私としてはこっちの方がB級ウエスタンっぽくて好き。バリバリの左翼が作った映画という気がする。
監督は50年代に赤狩りのブラックリ…
コンラッド・ホールのベストか。
待ち構えていたレッドフォードの前でスーザン・クラークが泣きながら服を脱いでいくシーンが圧巻。キャサリン・ロスの嗚咽がオーバーラップする異様な繋ぎ。
レッドフォード(顔…
ねじれの渦に巻き込まれて消えていく人々がいて、それを最後に自分の目で見たレッドフォードにだけできるゆっくりと裂けていきそうな顔。彼もその渦そのものだからこそやるせない。傷を負った手に砂をかけるのはそ…
>>続きを読むごくせんみたいなタイトルだけどなかなか渋い。これまで先住民を悪者に描いてきた懺悔か風刺か。レッドフォードは追われる方じゃなくて追う方だし西部劇の割にほぼドンパチしない(これは西部劇に分類しないのかも…
>>続きを読む社会派ウェスタン?
明日に向かって撃て! は、確実に記憶しているけど、
この作品は記憶が定かでない。
観終わった今も以前観たかどうかがうまく思い出せない。
ロバート・レッドフォードとキャサリン・…
J.ボールドウィンの言葉を思い出す。"アメリカ人は精神が底抜けに貧しく人間らしい在り方を恐れている。人前での自分と私的自分を分けた時確固たるつながりがない"のだと。公私のモラルが反転するレッドフォー…
>>続きを読むめちゃくちゃしっかりしていて、とにかく気合いの入っている、どこまでも着実に最善を尽くそうとしている誠実な映画。
でも、素直に敗北などしてはいないのではないか。あの女のひとはやっぱり死んでいるように…
ウィリーが飛び降りた列車が遠ざかり、彼が帰還するショットが小刻みに繋がれ、居留地にたどり着きワイドスクリーンとなった画面の中で、その閉ざされた場所での差別的な視線がつぶさに描かれていく。
インデ…