はる

夕陽に向って走れのはるのネタバレレビュー・内容・結末

夕陽に向って走れ(1969年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

先日見た『ラスト・オブ・モヒカン』の影響もあって、先住民族のカップル、ウィリーとローラ寄りの気持ちで鑑賞しました。

白人がインディアン狩りを楽しんでいる様子を見せられて、クーパー保安官(ロバート・レッドフォード)のアーノルド博士への接し方にも気分を害して、挙げ句にウィリーとローラはあっさり死んでしまう、っていう終わり方。

第一印象は『何だこれ?全然面白くないんだけど?』っていう感想でした。
死んだ二人に『夕日に向かって走れ』ってどういう事?

もやもや気分でキッチンの片付けをしながら思い返してみて、「二人がもし死んでいなかったとしたら?」って疑問が湧いてきました。

クーパーとアーノルド博士の計らいで二人をうまく逃していたとしたら、面白い作品になるんだけどな。
大急ぎで片付けを終わらせて、もう1回鑑賞し直しました。

ローラの遺体を見下ろすアーノルド博士。
ウィリーを葬ってやってくれと頼まれた時のインディアンたちの視線。

この辺、私の期待通りだという見方も出来そうじゃない?

だけどウィリーの胸は明らかに出血していたし、私の思い過ごしかなぁ。
間違ってるかもしれないけど、こっちの方が断然面白いし、邦題の意味も活きてくるから、私はこっちで解釈しようと思います。
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