トリ山羊

夕陽に向って走れのトリ山羊のレビュー・感想・評価

夕陽に向って走れ(1969年製作の映画)
3.3
レッドフォード目当てで視聴。若い!
舞台は西部開拓時代の少し後の1909年。恋人の父親を射殺してしまった原住民(パイユート族)の青年が、恋人を伴って逃亡する。言うなれば駆け落ちだが、追っ手を撃ったことで造反者になってしまう。

恋人は自害したのか、ウィリーが殺害したのか。もし自害なら「妻」になったからなのか?
女博士はクーパーを愛しているのか?パーティーの夜の涙の意味は?
など、2人の女の行動について分からないことだらけ。

それにしても、青年の恋人の扱いが酷い。レッドフォードと女博士は多少駆け引きっぽいような関係なのかもしれないが、こっちはこっちでケダモノっぽい。

アメリカの自由と平等は必死になって作り出したものなのだ。それはまだ幻想なのかもしれないが。

夕陽というのは、消えゆく先住民族の誇りと自身の死の比喩なんだろうか。

🎬2023/2/17放映|NHKBSプレミアム・プレミアムシネマ
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