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夕陽に向って走れのKのレビュー・感想・評価

夕陽に向って走れ(1969年製作の映画)
4.9
めちゃくちゃしっかりしていて、とにかく気合いの入っている、どこまでも着実に最善を尽くそうとしている誠実な映画。

でも、素直に敗北などしてはいないのではないか。あの女のひとはやっぱり死んでいるようにはみえないし(死んだふりをしているのではないか)、男のほうはあの瞬間、銃弾が当たったようにはみえないのだ。しかも、ふたりを逃したそうな役者までそろっている。きっと、ふたりは夕陽に向かって逃げたんだと信じて何が悪い!
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