文o文文

アンチソーシャル・ネットワーク: 現実と妄想が交錯する世界の文o文文のレビュー・感想・評価

4.7
内容そのものの評価は3.7くらい

それよりも人間の本質やら組織やら
依存性の底にある興奮という体内ドラッグの危険性と推進力
また一方で宗教と共通する点あれど、組織の意図的洗脳でないので持続性の弱さは異なる

その他もろもろ(書くの面倒だから割愛)から個人的にアイデアが沸いてくる作品なので+1.0以上は加算

ストーリーだけ追うと4ch8chとか知らなかったので面白かった


刃物は武器にも料理にも使い方次第だが
ペンは剣よりも強しというより、指は剣!という時代へ突入

それを恐ろしい時代と思うか、組織へ立ち向かう希望となるか
要するに使い方次第、それはこれから。というか片方だけの時代なんてないんだろうけど

また戦地へ向かわせる乗り物の燃料は「興奮」なだけに冷静でいたい
ことさら組織はもうそれらを利用し操る時代だから


進行形なので数年後にまた見るとまた違ってみえるかもしれない



1:19:00
森林を歩き
「こういう所を歩くと人々は目を合わせて、こんにちは とあいさつする」

これくらいが最もよい人間の繋がり
否定も肯定もしていない
しかし相手の存在を受け入れる、挨拶こそ凄い発明かも


若さと興奮による体制への反発では40年ほど前のヒッピーも共通する所はあるが
ヒッピーのドラッグという外から脳内へ興奮もたらすのはいただけない
しかしあの森林での現実社会の繋がりという点は今より濃くもありそうだ

物質の発展のみ前進し
それらに引っ張られてる人間たち
手元にあるハイテクをみて自ら進んでいると勘違いしているだけかもしれない
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