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縄張(しま)はもらったのseapony3000のレビュー・感想・評価

縄張(しま)はもらった(1968年製作の映画)
5.0
最高だー。アキラに命預けるメンバー、南国酒家での天井からのカメラ、円卓上の肉団子の数の多さもすごくて見どころに事欠かない。舎弟の二朗さんから死んでいくのかと思いきや、まずはイカサマの藤竜也の拷問死。アキラのチームも敵対する二つの組員らの死に様も等価に映し出してくるの痺れる。百合を抱えた梶芽衣子から摘出される散弾銃の弾。片目のサングラスがかっくいー役者崩れの民夫ちゃんも鈍臭い葉山良二親分に斬り込むがあえなく惨死。アキラに惚れちゃって殺せない二谷を筆頭に郷えい治のギター2人組も戻ってきちゃうし「野郎に惚れたのははじめてだぜ」まで言う宍戸錠。アキラまじカッコいいス。撮影も最高なんだが、靴紐解いた藤竜也が仁義切って上がりこむとき草履を軽く蹴飛ばす一瞬のシーンとか、最後の乱闘で弘松さんが刺される便所のセット、深江さんが斬られてガラスにぶちまけられる血の量も素晴らしかった。
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