2024/5/16 鑑賞。
面白かった！
近視眼的な政治家のたくらみで建てられてしまった質の悪い原子力発電所が爆発してしまい、その結果未来では人類が滅亡しようとしている。それを食い止めようとする一団と、それを邪魔しようとする"時間警察"、期せずして巻き込まれてしまった当の政治家とその娘を中心に物語は展開していく。
人類破滅寸前のパリの情景が、フランスのSF映画らしい退廃的な美しさ。隙あらば茶化しとおふざけを入れずにはいられないのもフランス映画のセンス。悪役がいかにもカタルシスな最期を迎えるとは限らないのもフランス映画らしいところ。なんかつじつま合ってなくない?! でもまぁこんなリクツでいいんじゃない?! というのもいかにも。政治家の娘、時間警察のボス、ゲリラに協力する孤児院(?)のボス、キーとなる登場人物の多くが女性なのだが、みんなキュート。これこそがやはりフランス映画らしいところ。
基本的にはSFアクション映画です。ときどきクスっとしながらドキドキできる、肩の凝らない映画です。ちょっと時間の空いた時、気分をかえたい時などにどうぞ！
