重病同士の二人の相互扶助の話。
前半は完全なコメディだが、後半はもはややりすぎレベルのコテコテ泣かせ演出が終始入ってくる感じ。
数十年前ならいざ知らず、数万と溢れるだろう映像作品の中で、いまさら病気ものかというところは正直あり、既視感に次ぐ既視感にも悩まされる。
私も数多くの病気、闘病もの作品をみてきたつもりだが、結局は病気作品のオチって、「生還する」か「駄目だった」かの2択にしかなりえないわけで、そのどちらも海千山千のパターンが今まであったでしょうという。
なんというか、素直な方なら泣けるのだと思うが、めちゃくちゃストレートな作品ではあるので、多少なり捻った作品を希望するならそれほど満足度は高くはならないとは思う。
上映館も少ない中で、無理してでも観に行くべき!とはいえない。中国映画のクオリティの枠は超えてなく、どっかでみたなあ、、と半分泣いて半分心が冷める、不思議な気持ちになる映画だった。