リラリオ

イヤーウィグ/氷の⻭を持つ少女のリラリオのレビュー・感想・評価

2.6
ギャスパー・ノエのパートナー、ルシール・アザリロヴィックの初英語作品。

20世紀のヨーロッパのどこか…
孤独で寡黙な中年男性アルバートは、ある屋敷で氷の歯を持つ少女ミアの世話人をしている。
彼の仕事は、ミアの身の回りの世話と、毎日特殊な器具で抽出したミアの唾液を凍らせ作った氷の歯を交換すること。
ミアは、暗い屋敷から一歩も出られない日々を送っていた。
そんなある日、雇い主から連絡が…

「問題はないか?」→「ありません。よく眠り、食欲もあり、あるべき姿です」→「歯は?」→「問題ないっス」→「今月分の送金は完了した…支払いはこれで最後だ」→「!?」→「出発させる準備を…」→「出発?」→「来月の6日、つまり13日後に彼女を連れてきてくれ!」→雇い主は、ミアに外での振る舞い方を教えろと依頼→アルバートはミアに白いハイソックスと黒のブーツを履かせる→そして赤いコートを着せ、外へ連れ出す…

外の世界を知り、外に出たがるミア→そんなミアを閉じ込めるアルバート→薬をミルクに入れ、指でかき混ぜる(汚なっ)→ミアを眠らせ、Barへ→ビールを注文→男に話しかけられる→「私は旅人で、この街ではよそ者だ。私が住むのは遠くの大聖堂の近くだ」→ガン無視するアルバート→「まあいい…付き合わせてくれ」男はビールを2本注文→ウェイトレスがビールを運んでくる→ガン無視していたが、ビールはちゃっかりゴチになる→「ところで君の名前は?」→「アルバート・スケリンク…」→「アルバート…どこかで会った?間違いない。だが、どこで会ったか今は思い出せない…戦場か?それかもっと前?違う、君と会ったのはおそらく戦後だ。君に妻がいた頃…」→「妻?」妻などおらんとアルバート→「確かにマリーは死んだ。だが、もう一人いる…彼女は目覚める…」→「妻などいない!」→「なら子供は?捨てられた子…」→「…」→「別の人間になってみたいと思ったことは?」→男の訳のわからん煽りにキレるアルバート→「頼む、やめてくれ!」→「君がなりたいのはセレスト?(ビールを運んできたウェイトレスの名前)」→アルバートは、セレストを見る→「図星か?」→セレストが近づいてくる→「思った通りだ!」男はアルバートの腕をつかむ→アルバートはビール瓶を割り、男に突きつける→男はセレストを盾にする→ビール瓶はセレストの頬に突き刺さる→「ぎぁぁ~!!」
血だらけのセレスト、その場から逃げ去るアルバート…

その日以来、アルバートは亡き妻の思い出や不思議な幻想に悩まされるようになる。
それはミアを連れて列車での旅を始めてからも続いていく…。

何コレ????
独自の世界観、色彩へのこだわり、寓話的かつ難解な映画ばかりを作るルシール・アザリロヴィックだが…今回の作品は、まあ~酷い…
マジちんぷんかんぷんっスw
セリフ少っなので、「何故そうなった?」「どういうこと?」の連続、終始「何コレ??」状態…理解できたのは、氷の歯は溶ける、なので毎日チェンジ、が…成長し歯形合わなくなる、しゃーないのでガラスの歯を入れる、Barの男は雇い主でミアはアルバートの娘だった…ってことだけ。
ただの自己満作品、観てる側は置いてけぼりをくらう非常につらっな映画でした。
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