油淋鶏大盛り

ロシア・ハウスの油淋鶏大盛りのレビュー・感想・評価

ロシア・ハウス(1990年製作の映画)
3.0
こういう贅沢があるのかという贅沢三昧。
差し挟まれる90年、ソビエト解体前のモスクワやレニングラードのドキュメント的カットがとても雄弁ですごい情報量。ル・カレ作の、このジリジリとした物事が進まない時間、これも贅沢。化けだぬき主役2人、そのなりきり具合を見る贅沢。
劇中でSコネリーがサクソフォンをやたら吹くけども、ブランフォード・マルサリスをフューチャーしたジェリー・ゴールドスミスのスコアの贅沢。
ああ、こんなに贅沢なのに、とにかく地味。