Les Trois Mousquetaires: Milady 2023年作品
6.5/10
マルタン・ブルブーロン監督
アレクサンドル・デュマ原作
フランソワ・シビル　ヴァンサン・カッセル　ロマン・デュリス
ピオ・マルマイ　エヴァ・グリーン　ルイ・ガレル　
ヴィッキー・クリープス リナ・クードリ
三銃士３部作の2作目。１作目でルイ13世(ガレル)はかろうじて暗殺を逃れたが、
首謀者は分からず、コンスタンス・ボナシュー(クードリ)だけが裏切り者の身元
を知っているため、リシュリュー(エリック・ルフ)誘拐されてしまう。
彼女の恋人のダルタニアン(シビルが)彼女を捜そうとすると、前作からの
敵、ミラディ・ド・ウィンター(グリーン)が捕らえられているのを発見し、
コンスタンスを救うために解放する。
ミラディとアトスの間の過去が明らかになる。
三銃士とダルタニアンの活躍というよりも題名の通りミラディ・ド・ウィンター
のための映画になっていて、原作では純粋な悪という感じのミラディが
観客に嫌われないような脚本になっていて、それが現代性なのか、
それともグリーンの力でそうさせたのかは分からないが、グリーンを
堪能するための映画になっている。
女性に過酷な時代の中で、完全に自由に存在しているグリーンが
頼もしい。彼女の代表作が一本追加された。
残念ながら前作のようなアクションは少なくなっていて、ミラディと
ダルタニアンの戦いもちょっとだけで残念ではあった。

前作は好きだったんだけどなあ。ツッコミどころが多すぎて、入り込めず。特殊効果もチープで残念。