美大に落ちた人が仕方なく入るような大学で、ただ好きな絵を描いていた学生時代を思い出す。
思えば絵で競ったり戦ったりしたことなかったなぁ。芸術の世界は真剣になるほど大変で。
中学の時の友達が何浪も何浪もして挑んでいた芸大。吐くほど努力して入る所。
現代でも何となく大学に入るのではなく、本当にやりたいことがあって、目指すものがあって、学びたくて受験に向かう学生たち。心から応援したくなる上がる作品。
明け方の渋谷の空があんなにきれいなことを知っている、都会の子の描写が新鮮。
郷敦のクリームに近い金髪がブルーに合って、それこそ絵のように美しい。ベストキャスト。