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流離の岸のpapandaのレビュー・感想・評価

流離の岸(1956年製作の映画)
3.5
男の行動原理がよくわからない。恋してしまったら理屈も理性も飛び越えて情熱のまま突っ走る、ってこと? 昭和30年代はじめはまだまだ旧くからの考え方が強く残っていたのかな。女性は自分の考えに関係なく男と添い遂げて子供をもうけるのが当たり前だったのだろうか。それでも母親は自分の居場所を作りしっかり根を張っている強さを感じた。なんかいまいち後味が悪い。北原三枝さん魅力的。伊福部先生の音楽は優しさや繊細さを感じる。祭囃子は嬉しいメロディーだった。
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