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紐育の波止場のricoのレビュー・感想・評価

紐育の波止場(1928年製作の映画)
4.4
この辺りはサイレントの到達点なんじゃないかとさえ思わせる。
リマスターの問題なのかも知れないが、照明が美しすぎる。霧と闇と光。
水面に映る影と揺らぎ。スタンバーグのセンスの良さが伝わる。
紋切り型のジャンル映画的な物語ではあるけれど、情感を感じさせてくれる手腕がすごい。(個人的には話自体は「暗黒街」の方が好きだし泣いたけど。)
何よりも画面が綺麗。脱帽。
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