岐阜県東白川村出身の今井友樹監督が、
1980年代末に地元で起こったツチノコ騒動を両親、知り合い、村の町長、当時の広報担当者にツチノコの目撃談やエピソードをインタビュー。
さらにツチノコ騒動が同時期に奈良や新潟、岡山で起こっていたことがわかると、現地で当時の関係者にインタビュー。
また、ツチノコはマムシやヤマカガシの見間違いじゃないか？って蛇の研究者にも聞き取りにいくフットワークの軽さにも監督のツチノコに対する熱度を感じるしかない。

ネッシーやビッグフット、雪男、口裂け女くらいの都市伝説だと舐めていたけど、
ツチノコを見たことを話すと禁忌とされていた時代が続いていたことを知ると、まったく無かったことにはできないかもしれないけど。

毎年、ツチノコ探しのイベントが町おこしになっているのはツチノコには迷惑かもしれないけれど、東白川村には必要な存在かもしれないです。

蛇を見るのが苦手な人には薦めません。
ヤマカガシの口から舌がチョロチョロでてくるシーンが登場します。

爺さんのインタビューばっかり！
最初アクビでみてたが、彼らの楽しそうさが全国同時多発だったことを、だんだん面白く感じてくる。

スネークセンターが出てきたのもよかった。

ドラえもんで描かれたツチノコブームとか、もっといろいろ拾えたんじゃないか。

岐阜のみならず本州各地の証言あり、民俗学的・生物学的観点あり、きっと多くの人が予想してるより面白い

この方たちのためにも、何処かにいてくれたらいいなと思う映画だった🦎🐍