eop421

死刑執行人もまた死すのeop421のレビュー・感想・評価

死刑執行人もまた死す(1943年製作の映画)
4.0
フリッツ・ラング監督作です。ナチス占領下のチェコ。レジスタンスのスヴォボダが『処刑執行人』と恐れられたナチスの副総督の暗殺に成功します。暗殺犯を探すため多くの人が拘束されたり拷問を受けたりします。さらに成り行きで助けたノヴォトニー一家にもナチスの執拗な追求が迫ります。観ていて辛いですね。自首するか悩むスヴォボダですが、自首してしまってはナチスの思うつぼ…。彼の揺れる気持ちも苦しいだろうとやるせない。こうなったらナチスを上回る賢さでもって戦うしかありません。終始スリリングで心臓に悪い話しです。ナチスって慈悲が無くて、狡猾で、人として根底から腐りきっているな、と。拷問を受けても口を割らない人々って本当に勇敢ですし真人間とはこのことかと…。自分がその立場になったら耐えられるだろうか?自信がありません。そう在りたいとは思うのですが…。
eop421

eop421