もりもり

シャイニングのもりもりのレビュー・感想・評価

シャイニング(1980年製作の映画)
3.0
冬の間は閉鎖されているというホテルの管理人の仕事をする事になった作家でもあるジャック・トランス(ジャック・ニコルソン)は妻であるウェンディ(シェリー・デュヴァル)とシャイニングという特殊な能力を持つ息子ダニーを連れてホテルを訪れる。

過去にジャック・トランスと同じように冬の間、このホテルの管理人として雇われていた男グレーディは気が狂って自分の妻と2人の娘を殺害するという事件を起こしていたのだが、ジャック・トランスはそんな過去の事件を気にする事なく家族でこのホテルでの生活をスタートさせる。

しかし次第にジャック・トランスの様子がおかしくなっていき、ジャック一家に恐ろしい出来事が訪れるのであった・・・

【感想】
カメラワークの良さが目立った作品であり、オープニングの上空から壮大な景色を背景に車を撮影するシーンは良かった。

ヘリの影が入っていたのが難点ではあったが不穏な音楽も良くてツカミは良きです。

その他にもホテル内でダニーが車のオモチャで進むシーンを後ろから追いかけるように撮影しているのと、ジャック・トランスが閉じ込められた部屋からウェンディに話しかけるシーンを真下からの撮影方法で表現していたのには監督であるスタンリー・キューブリックのセンスの良さが垣間見えて素晴らしかったです👏

ジャック・ニコルソンの狂気じみた怪演もさすがであり素晴らしかったです。

ただ物語の内容としてはダニーのシャイニングという特殊能力の必要性があまりなかったように感じた部分とラストがちょっと呆気なさ過ぎたのが物足りなかったように感じました。
もりもり

もりもり