レオ

シャイニングのレオのレビュー・感想・評価

シャイニング(1980年製作の映画)
3.8
スタンリー・キューブリック監督のホラー映画。
原作者スティーブン・キングは映画の内容にご立腹だったようだが(後に『スティーブン・キング版シャイニング』を作ってしまうほど)、ホラー映画(ドヤァ)にありがちなビックリ要素は控えめで、主演を務めるジャック・ニコルソンが徐々に狂っていく様が上手く描写されており心地良い不安感を抱かせる映画であった(ジャック・ニコルソンの演技力の賜物)。また、キューブリック独特の撮影手法も健在であり、「あぁ、このアングルがキューブリックっぽいなー」って楽しみながら鑑賞することが出来た。

この映画は本編もさることながら予告が衝撃的で、全く本編の内容には触れてないにも関わらず、ただただ恐怖を植え付けられる内容となっており、「よくわかんないけどとりあえず怖い映画なんだ」って感じ取らせることに成功している(YouTubeとかにあるので気になった方は是非)。『仄暗い水の底から』はあの予告を参考にしてるのかな。

まあ、色々書いてきたが、結局何が怖かったのかって言うと「狂ったジャック・ニコルソンに襲われる嫁の怯える顔」な訳でして、この映画を鑑賞した人とはこの話題で仲良くなれるのです。
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