鳥肌が止まらなかった。
ジャケット写真から、主人公が逃げる映画かと思いきや、これ自分でぶち壊したドアに顔を覗き込んでるカットだったんですね!
それにしても印象的なポスターです。
これら
内容、表情もさることながら、
今まで見たキューブリック作品の中で一番美しくも恐ろしいカメラワーク。
バイオリンの不協和音、人間の声がまた恐怖を増幅する。
凄まじい映画だ。
音への関心が強い人間にとって、この上なく恐怖を感じる演出。
印象的なシンメトリーと対比される破壊。
水平移動アングルで場面転換を暗示。
人物を前アングルから撮って、後ろに引きながら決して前を見せないショット
など、本当に凄かった。
雪の白とホテル内部の赤。
グリーディの殺人シーンもモンタージュ的に、語られる。
白人たちの懐古主義的な独立記念パーティ
と
売れない白人作家の暗い未来
が重なり合い、
子ども、黒人を追い出す。
このホテルはインディアンたちの墓の上に立っているらしく、その舞台装置として、機能していた。
全く関係ないが、
息子ちゃんが三輪車で疾走するときの床の音好き。
改めて、とんでもない作家であることを認識させられた超名作映画。