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シャイニングのmayumayuのレビュー・感想・評価

シャイニング(1980年製作の映画)
4.6
初めてみました。
ホラー苦手だから、自分ではなかなかチョイスしないけど、
夫が、昔夫の兄と見た、と見始め、釘づけになる私と娘。

ぐちゃぐちゃとか、ドロドロとかではなく、明らかに異質な何かが出てくるとかではなく、
表情、音楽、セリフ、映像‥でじわじわと怖い。
なのにどこか美しい。惹きつけられる。
シンメトリーのホテルの通路や壁の額、紫に緑の色調のホテルの部屋や、幾何学模様の絨毯、可愛らしい妻や息子の服。
緑深い往路の景色も、寒々とした雪景色も。

有名な映画ですが、以下はネタバレもあるので、一応行を空けてから書きます。










ジャック・ニコルソン、顔が怖い。きょときょと動く目、彼の独特の眉毛が上がり、歯を剥き出す。最初の方は話してる内容は怖くなくても怖い。後半は‥
息子ダニー、俳優名もダニーなんですね。可愛らしい。演技上手いな‥三輪車漕ぐの早いね。
妻のシェリー・デュバル。監督に相当追い詰められて撮影したと何かで読みましたが、対決するとき、襲われる時のパニックな表情が凄いですね。
コックのハロランさん。悲しい。ここだけは娘に席外してもらいました。

キングは原作とかなり違うからご立腹だったと聞きました。ネバーエンディングストーリーとかもそうだったなあ。
映画だけだと謎がはっきりとしないという批判もあるそうですが、私は良い映画だと思いました。はっきりさせないところも含めて表現なんだろうなと。
キューブリックは2001年宇宙の旅と、アイズワイドシャットしか見てないですけれど、
それを見る限り、全てを明らかにしない、余韻を残して終わる作品なのかなぁと思います。
なんだか惹きつけられる映画でした。
怖がりだから、家でみたから大丈夫だった気がします。
大きな迷路は迷って出られなくなりそうで怖いですね。ハリポタにもそんな迷路あったな。
エンディングに、カラヤンの名前が!!
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