いわゆる「平成ガメラ」というのを初めて観た。
脚本の伊藤和典氏は、押井守「劇場版パトレイバー」シリーズや「攻殻機動隊」のヒトで、導入部のサスペンスとか、自衛隊が介入するさいのリアリティ描写などが上手い。のちの「シンゴジラ」に通ずるものがある。
特撮は、当時としてかなり頑張った感あり。リアルタイムで見ればもっと興奮したろうなあ。福岡ドームとか、石油コンビナートなどの見せ場もいろいろある。折れた東京タワーにギャオスが降り立つシーンは名場面。
ただ人間ドラマ部の画作りがショボイというかTV的なので、いまいちノレない。中山忍ってこんなにキレイだったっけ。中山忍をボーッと眺めるだけで1時間半たってしまった。